前回はトワル(仮縫い試作)が完成したところでした。
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厚めのサテン生地で土台を作っていく!
前回まではトワル(仮縫い試作)の作成だったため、薄くて軽い生地を使用して縫っていました。今回からは厚めの、本番の生地です。レースだけでは身体が透けてしまうため、レースの下に見える土台となる生地ということになります。
前回微調整してもらった型紙を元に、生地をカットし縫っていきます。
ややクリーム色で光沢のある綺麗なサテン生地ですが、分厚くて縫いにくかったようです…
トワルで一度縫っているので、同じ手順で進めていきます。
こちらはあっという間に出来上がりました!
前回洋裁の先生に修正していただいた胸元の高さが、きれいに直っています
ここに、同じようにカットしたレースを縫い付けていきます。
写真を見て分かるように、ドレスはピッタリサイズで作成しています。ドレス屋さんのレンタルドレスは、だれでも着ることができるように紐でキツさ調整可能になっていますが、同じように調整紐を取り付けようとするとかなり大変な作業になります。ですので、このドレスにはファスナーを付ける予定ですが、キツすぎても着れなくなるし、緩すぎても落ちてくる心配があるし、とにかく体形の維持が絶対的に必要でした。ドレス作成に並行して結婚式準備も慌ただしく進めており、不規則な食生活になることもあったし体形の維持はかなりプレッシャーでした(笑)
上半身の土台ができたのが、8月上旬です(結婚式3か月前)。
ここからは前撮り撮影があったり、単準に仕事が忙しかったりとなかなかドレス作成に時間を作れず…。修正後の新しいスカートの型紙を、先生から上半身とは別に後から受け取ったこともあり、スカートに取り掛かることができたのは9月の下旬でした(結婚式1か月半前)。いま思うと結構ギリギリで行動していたんだなーと思いますが、当時の私たちには精一杯でした
スカート用のサテン生地を縫っていきます。
スカートは何をするにしても長いので時間がかかります。
私もアイロンで『縫い代を割る』お仕事をお手伝いしました。
『縫い代を割る』とは、布を2枚重ねて縫った後にできる部分にアイロンをかけ、「割る」作業のことになります。この作業をすることで仕上がりがきれいになります。
いよいよレースの裁断へ
次に、スカート部分のレースを裁断していきます。
レースをカットしているところを見るといよいよだな~と思いますね
カットしたレースを縫い合わせていきます。
少しでもひっかると破けてしまいそうでこわいですね
そしてレースだけのスカートができあがりました。
先に完成していたサテン生地と合わせてみます。
一気に重厚感が出てきました!
上半身と組み合わせるとこんな感じ。
もう完成が目の前に感じますね
しかし実際は、ここからいろいろ問題が発生しました...