ドレス製作の開始から完成までのお話です✨
ドレスを作ろうと思ったきっかけ
結婚式をするなら、ドレス作ってあげたいなあ。
いつものように式場めぐりをしていたある日。
運転しながら言ったこの旦那さんの一言がきっかけでした。
普段は縫製関係の仕事をしている旦那さん。「ちーたらに一生の思い出になるようなものを残したい!」という思いからこのアイディアは生まれたようです(嬉しいです😢♥)。しかし縫製関係の仕事とはいえウェディングドレスには触れたことがなく、「この仕事をやってる以上ドレスを作ってみたい」という思いとは裏腹に、「本当にできるのか」という不安も抱えていました。
私は、旦那さんがいつも夜遅くまで仕事をしている姿を知っているため、ドレスを作ることが大きな負担になるのではないかと心配していました。「ドレス作り、無理しなくてもいいんだよ」という私に、一番不安を抱えていたのは実は旦那さん自身で、「そういうこと言わないで!」と何度も言われたことを覚えています。
そしてどんどんと周りにドレスを作る!と宣言し、後戻りできない環境を自ら作っていきました(笑)。
はじめは式場で
ドレス作りたいんですけど持ち込み料かかりますか?
と質問し… 次は旦那さんのお母様に
おれ、ドレス作っがら。
と最低限のことだけ報告し… 最終的には私の両親に
ちーたらさんにドレスを作りたいと思っているんです…
と伝えてくれました。
2023年5月、結婚式のちょうど半年前頃の話です。
ちなみに、旦那さんのお母様には「世の中さ良いドレスばりたくさんあっからやめだ方いいごで(世の中にはいいドレスがたくさんあるので、作るのはやめた方がいい)」と即答され落ち込んでいました(笑)。
生地の下見へ東京に行く!
まずはイメージを膨らませるため、ドレスの生地を探すところからでした。
私たちの住んでいるところは東北のド田舎で、ドレスに使用できるようなレース生地を売っているお店は近くにありません。
いろいろ調べたところ、新宿の『オカダヤ』にたくさん生地があるという情報をききつけました。
東京まで遠征し、期待と違ったら悲しすぎるので事前に電話で確認することに。
ぷるるるる・・・(電話の呼び出し音)
あの、ウェディングドレスに使用するような生地はたくさん置いていますか?
たくさん置いていると自負しております!!
なんとも頼もしい返事が返ってきました✨
かっこいい~!
かわいい生地って高い・・・
そういうことで、実際にオカダヤさんへお邪魔し、生地を拝見。
ほんとーにたくさんの生地が置いてある!
でもお花がたくさんついているような、よくウェディングドレスで見るような生地は、とっても高いんです…💰
下の写真は1メートルあたりの値段です。とても手がでませんでした😭
柄によっては、一歩間違えるとおばあちゃんぽさが出たり、カーテンっぽくなってしまうものもあります。特に大きなお花柄は危険だなと思いました。
かといってお花が小さすぎても、遠くから見ると地味に見える気がするし…難しい!
手元で見てかわいいと思っても、それをドレスにしたときに本当にかわいいのか?ということに大変悩みました。身体に生地を当てながら想像を膨らませ、やっとひとつに決めたのがこちらです!
オフホワイトでほどよい大きさのお花柄レース。
身体に当ててみて一番しっくりきたのと、お値段もそんなに高くはない(先ほどの生地の10分の1以下です)。
新幹線に反物を持ち込むわけにもいかず、店員さんに相談したところ公式オンラインでも購入できるようなのでこの日は買わずに帰宅しました。
ドレスの先生に習いに行く!
生地も決まったところで、2023年7月、ウェディングドレスの製作も取り扱っている洋裁教室の先生のもとへ、初めて2人で話を聞きにいきました。「11月の結婚式に前に合うようにドレスを作りたい」と相談すると
「そんな無謀なことを…(真顔)」
と言われ、一気に旦那さんも私も不安が大きくなりました!笑
しかし先生は親身になって話を聞いてくれ、一緒に目標達成まで協力していただけることになりました。大変頼もしかったです😢私の理想のドレスを先生に伝え、型紙を起してもらいました。
私の体形に一番近いサイズのボディに直接布を当て、それを型紙にしてもらいます。
素早い手つきであっという間に胸元の型紙ができあがりました。旦那さんと先生の会話は洋裁に関する専門用語が飛び交っており私には理解できないことが多かったです😂
型紙を元にトワル(仮縫い試作)作ってみる!
先生からいただいた型紙を持ち帰り、さっそくシーチング(薄い生地)で仮縫いしてみました!
型通りにカットして…
縫っていく。
胸元は立体的になるので、生地も真っすぐではなく曲がっているものを縫い合わせていきます。これを綺麗に縫う作業がとても大変だったようです💦30分くらい作業し、仮縫いが完成しました。
分かりやすいように旦那さんの黒いTシャツを着て撮っています。
まだ上半身だけですが、もう完成したような満足感でした!(笑)
ここからどんどん出来上がってきます👗✨